マニュアルフォーカスで失敗をしないためのテクニックを解説

上記動画の人物は海外Youtuber”Matt”です。

彼は主にSony関連の動画を多く挙げているYoutuberでカラコレや機材のセッティングについてもわかりやすくためになるコンテンツを発信しています。Sonyユーザーであればさらに深く見ることをお勧めします。

私も現場ではオートフォーカスではなく基本的にマニュアルで撮影しています。

理由は簡単です。「信用できない」それだけです。

現行の機材ではマニュアルフォーカスが驚くほど精度が上がってきてますがそれでもRun&Gun系の撮影ではまだまだ信用できないんです。

オートフォーカス

・位相位AF

・コントラストAF

・像面位相位AF

・ハイブリットAF

以上、4点が現在色々な機種で使用されている方式です。

詳しい説明は一旦無しにして進めさせてもらいます。

ジンバル使用時にマニュアルフォーカスで注意点は全部で3つあります。

①広角レンズを使用する

②F値を絞る

③撮影対象との距離を一定に保つ

それぞれブレイクダウンしていきます。

①広角レンズを使用する

広角レンズとは標準レンズより(35mm)”画角が広い”レンズになります。

何故広角レンズがお勧めなのでしょうか?

答えはシンプルです。

被写界深度が深いレンズになるからです。すなわち35mm以上のレンズと比べた時にピントの焦点距離が広がるということです。

レンズの特性上35-50mmのものと比べた時に約2~4mほど変わってきます。数字からも分かる通り広角レンズを使用した方がピントがずれる可能性、リスクが低くなるということがわかります。

②F値を絞る

これは文字通りF値を絞ってピントの合う焦点距離を広く確保してピントのずれる可能性を低くするという事です。

この場合、F値の設定は撮影場所が屋内なのか屋外なのか?又は昼なのか夜なのか?でも変わってくると思います。

動画のようにAlpha 7S2はとても暗所に強い高感度カメラになりますので、夜でも5.0-5.6くらいであれば余裕で撮影できます。

撮影場所を考慮しレンズを交換するのか、NDを使用するのかロケハン時に注意してください。

③撮影対象との距離を一定に保つ

結婚式の様なシチュエーションであれば動線はある程度決まっていますのでリハーサルでしっかり動線を把握し、同じ距離を保つことでピントがずれることを防ぎます。他のシチュエーションでも自分がある程度支持できる立場であればその辺の問題はクリアになります。

私は基本的にはDJIのフォローフォーカスを使用しています。

イベント撮影等の場合は急に流れが変わったりもしますし、演出としてボケもうまく使用したいという事からフォーカスはすべて制御したいのでその様な設定にしています。

ボケもうまく組み合わせる事で様々なイメージを与えることができます。

とにかく現場で失敗を重ねて(なるべくしない様にw)、経験を積み上げていきましょう。

もし取り上げて欲しい機材や「このシチュエーションではどう撮影しますか?」等の質問があればブログ上にコメントでもいいですし、私のインスタへ直接してくれてもOKです。

インスタフォロー(@feroqman)よろしくお願いします〜